「少しでも長くお腹にいてほしい」という葛藤
masaki
じゃない方出産
2025年12月26日、次女が生まれました。
前日の夜、医師から「明日出してNICUで見ていきます」と説明があり、急遽帝王切開が決まりました。万が一の万が一、妻の血液検査の数値が劇的に改善していれば延期になるとのことでしたが、先生の説明は、ほぼ間違いなく帝王切開だと感じる話ぶりでした。
当日の朝、妻から「帝王切開、確定になりました」とLINEが来ました。
私は長女を保育園に送ってから病院へ向かいました。
急な手術でしたが、妻はどこか前向きでした。
「ドラマで見てきたオペ室に入れるのは楽しみです」
そんなことを言っていました。笑
もちろん本心では緊張と不安で押しつぶされそうになっていたと思います。
でも、こういう前向きさと軽さに何度も救われました。
手術室に入る前、携帯をどう渡すか、バトンパスのような練習をしようか、と話したりしました。今思うと、そんなことをしている場合か、という感じですが、たぶんそれが私たちらしかったのだと思います。
11時過ぎ、手術が終わりました。医師から簡潔に説明を受け、すぐ妻にLINEしました。
「赤ちゃん、元気に産まれたそうです」
「少しだけ泣いたそうです」
「元気に育ててくれてありがとう」
そのときの気持ちは、うまく言葉にできません。
まず、生まれてきてくれたこと。
妻が無事だったこと。
赤ちゃんが泣いたこと。
その全部に、ただホッとしました。
私は手術直後の赤ちゃんにほんの数秒、会うことができました。
保育器に入り、医師や看護師が3〜4人、点滴や色々な機器を持ちながら移動していました。
正直、赤ちゃんの顔や全身はよく見えませんでした。
でも、小さな体でした。
本当に小さかったです。
この日から、私たちの子育てはNICUから始まりました。